椎間板ヘルニア
突然発生することが多い病気で、痛みや麻痺を伴います。
「キャン!!」と痛そうに鳴く。
元気が無く、しょんぼりしている。
歩く時にふらついてしまう。
立ち上がれなくなる。
などの症状が現れることが多いです。
▷病院に来るまでに出来ること
出来るだけ安静にしてください。
サークルやケージなどに入れて、運動を控えましょう。
▷動物病院での対応
状態を確認するために検査が必要です。
神経検査、レントゲン検査、血液検査などを行い、痛みや麻痺を発生する他の病気を除外します。
椎間板ヘルニアと仮診断し、現在のグレードを判断する。
grade1 痛みがある。
grade2 麻痺があるが歩行できている。
grade3 歩行ができない
grade4 深部痛覚はある
grade5 深部痛覚がない
grade12 症状が比較的軽度なので、内科治療から始めます。
消炎鎮痛剤の使用と、運動制限が必要になります。
grade345 手術を行うことが、治療の選択肢になります。
部位特定と確定診断を得るために、MRI撮影を行ってもらいます。
(外部検査センターへ)
手術対応を行う場合
MRI画像をもとに手術計画をたてる。
飛び出している、ヘルニア物質の摘出を行います。
手術のイラスト
手術の写真
術前の様子
術後当日の様子
手術4日後の様子
▷手術後の症状の改善が不十分な場合、手術の希望がない場合
神経が受けたダメージが大きい場合には、症状の改善が十分でない場合があります。
そのような時の対応としては、ニコ動物病院では再生医療を選択する場合もあります。
幹細胞を投与すること、機能改善や炎症の抑制反応を期待します。